環境保護

世界中のHAWE全拠点において、私たちは環境を保護するための全体的なアプローチを実行しています。バリューチェーン全体が、このアプローチに対応した目標と対策に方向づけられています。これには、排出削減、資源の効率的な使用、拠点における再生可能なエネルギーの使用が上げられます。

私たちは適用される環境規制を遵守し、当社の環境パフォーマンスを改善できるよう、継続して努力しています。私たちは、自分たちの野心的な目標を掲げ、進展状況を確認し、当社の環境パフォーマンス指標を定期的に報告しています。廃棄物を減らし、社員の意識を向上するために、最新の生産技術を導入し、環境破壊を最低限に抑えることで、私たちは環境保護に積極的に貢献します。このように、私たちは当社の高い標準をしっかりと遵守し、行動します。

世界中でHAWE Groupの社員が目指している現在の目標:

スコープ1と2におけるクライメイトニュートラル

HAWE Groupは遅くとも2029年には、スコープ1と2においてクライメイトニュートラルになる予定です。スコープ3に向けた広範囲なデータベースが作成され、最初の排出削減が達成される予定です。

再生可能な電気による、自己発電を増やす

HAWE Groupの再生可能で、かつ地域から得られるエネルギーによる自社発電率は、2026年までに、最大30%、増加する予定です。

削減、再使用、リサイクル

資源の使用を継続的に減らして、資源の効率性を向上させます。削減、再利用、リサイクルの原則がすべてのプロセスにおいて適用されます。

生物の多様性の増加

すべての主要拠点において、生物の多様性を改善するための対策を実施します (自社拠点および大型の賃貸拠点)。会社の建物を購入したり、再設計する際には、最低限の標準*が考慮されます。

危険物質の持続可能な管理

2025年までには、HAWE Group全体を通して、以下の基準を満たす危険物質の監視システムが導入・確立されます:

  • 発がん性物質、生殖および変異原物質
  • 危険物質の領域に関する法的なコンプライアンス
  • FADフリーでホウ素フリーの冷却潤滑剤の使用

HAWEが関与し、すでに成果をおさめているプロジェクト:

環境パーク バイエルン (Environmental Pact of Bavaria)

2019年の初めから、HAWEはバイエルン州の環境条約のメンバーの一員であるため、自発的に環境パフォーマンスの向上に貢献しています。このため、HAWEは2008年という早い時期から、適切なシステムの開発・実施に着手してきました。その他のプロジェクトパートナーを通じて、HAWEは企業の環境保護に関する詳細情報にアクセスし、また新プロジェクトに向けた刺激とアイデアを得てきました。バイエルン州の環境条約に参加していること、またHAWE Hydraulik SEの環境への貢献が認められ、「環境と経済を共に強化する」イベントの一環で、ミュンヘン郡庁の舞踊場にてミュンヘン市から当社に環境記章と認定書が授与されました。

環境パーク バイエルンの詳細情報: https://www.umweltpakt.bayern.de/

廃棄物ゼロ

2018年10月、HAWE Hydraulikは、定期的なネットワークミーティングという形式による「廃棄物ゼロ」 プロジェクトに着手しました。このプロジェクトは、特に使い捨てプラスチックの使用を回避するための具体的な対策とアイデアを収集することを目的としています。使用するすべての材料に関して、効率的な資源の循環経済を達成するために、不要な廃棄物を使わず、また使い捨てシステムの代わりに再利用可能なシステムを確立し、リサイクル資源を使用することが目的です。プロジェクトの開始以来、多くの措置が成功を収めました。現在、年間5トン以上のプラスチックが節約されています。さらに、40トンを超える紙が、リサイクル資源へと回収されています。これらは、環境保護に向けた非常に具体的な貢献です。

アイデアの交換にご興味がありましたら、Eメールで当社までご連絡ください zero-waste (at) hawe.de

緑地管理

HAWEは、カウフボイレン工場周辺に羊を放牧した緑地を管理しています。羊のおかげで労力を抑えつつ、HAWEは緑地をよりエコロジカルに管理することができます。このプロセスでは、作業が困難な緑地において、より効率的に作業できるようになり、コストを削減つつ、必要な機械の合計数も抑えることができます。 

さらに、働き者の新入社員たちもいます。彼らミツバチのおかげで、工場の周囲環境における十分な受粉と緑の空間が実現されています。社員と研修生が、ミツバチと羊に対する責任を負います。例えば、研修生は油圧コンポーネントを用いて、羊のための家畜小屋を自分たちで作りました。この活動は、社員の環境問題への意識を刺激し、HAWEの生物多様性に関する貢献を拡大するために計画されました。

当社拠点間を移動する電力

HAWEでは、電気自動車の使用が奨励されています。アッシュハイム、バールビンク、フライジンク、カウフボイレンとザクセンカムのHAWE大型拠点では、充電ステーションが設置されています。現在、HAWEの社用車の多くが、純粋な電気自動車です。移動経路が最適であり、充電ステーションでのストップオーバーが不要となるため、電気自動車の共同使用は、拠点間を移動するために定期的に使用されています。さらなる相乗効果を得るため、社内の予約プラットフォームを使用して、区間を共同で移動できるよう、社員が予約を入れることも可能となりました。

太陽エネルギーによる発電への貢献

2014年以来、HAWE Hydraulikは、2013年に設立されたConcentrated Solar Power (DCSP) 産業団体のメンバーです。ここでもHAWEのエンジニアは、特にグリーンな電気、グリーンな熱、グリーンな水素を生み出すためのソーラー技術のアプリケーションを推進するためにコミットしています。

さらにHAWEは、2021年以来、チリのAsociación Concentración Solar de Potencia (ACSP)のメンバーです。この団体は、南アメリカにおいて太陽光熱エネルギーによる再生可能な発電の開発も促進しています。

Occasioストアにおけるサステナブルな服

HAWEでの研修の一部として、研修生は社員ストア (「Occasio Shop」) を自分たちで設置し、運営する機会を得ます。その目的は、仕事に合った機能的なアイテムだけでなく、私生活にも適した有益な物を提供することです。特にサステナビリティを重視します。つまり、できる限りプラスチックの使用を減らすことが最優先です。このため、衣服は綿100%から作られ、製品には主に地域の原料が使用されています。

クライメートニュートラルな生産に向けた措置

ここ数年間、145以上のエネルギー効率対策が実施されました。特に効率的な対策例として、ドイツ国内のすべての生産拠点にて、LED照明を導入し、様々な熱回収システムを設置したことが挙げられます。2021以降、HAWEのドイツ拠点における電力供給は、100%再生可能エネルギーです。設備面では、カウフボイレン拠点の40,000 m2に及ぶ生産設備の4ホールすべての屋根に、光起電性システムを設置する拡大工事が完了しました。すべての対策措置を通じて、ここ数年間で合計12,000トンのCO2を回避することができ、また直接的および間接的な排出を70%以上、削減することができました。

現在のその他プロジェクト

HAWEは、その他多くのネットワークとイニシアティブにおいて活動しています。これには、例えば気候保護ネットワークである「dekarbN」、「Kinderschutz München」のサポート、および「Gesellschaft macht Schule」財団が含まれます。

「Kinderschutz München」は、ミュンヘンおよびその周辺にある50以上の施設において、困難な境遇にある子供、若者、大人や家族を支援しています。「dekarbN」は、ネットワーク期間の最後に、個々の企業に合わせた、具体的な条件で実施可能な脱二酸化炭素に向けた指針を、参加企業にそれぞれ提供することを目的とする団体です。  「Gesellschaft macht Schule」 「Gesellschaft macht Schule」財団は、8年生と9年生を支援する団体で、まだ学校に通う彼らが、将来キャリアで成功できるようにするための学生のキャリア準備を促進するための団体です。HAWE Hydraulikは、財政面と人事面における支援を行っています。

HAWEにおけるサステナビリティに関するその他の話題: